IWD東亜熊本への手紙



拝啓 新春の候、貴社ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
さて、昨年十一月九日に貴社が水俣市文化会館で開催された管理型廃棄物最終処分場の説明会に参加させていただきました。その説明会におきまして、貴社から住民が不安に思っていることについてご説明いただけることを、期待しておりました。しかし、貴社およびNPO法人環境技術協会は、説明会に一時間という短い時間しか用意してくださらず、その内容につきましても、形ばかりの一方的な説明に終始されたことは、非常に残念でなりません。その場で住民の疑問に対して十分な説明をしていただきたいというのが、私だけでなく多くの住民の偽らざる気持ちだったかと思います。しかし貴社が事前に準備された質問シートに記入して送付すれば後ほど返事をするとおっしゃられましたので、質問用紙に記入して、後日、環境技術協会にFAXにて提出させていただきました。(ご指定いただいた御社のFAX番号は通じませんでしたので、環境技術協会に問い合わせの上、環境技術協会宛にFAXいたしました)。
しかし、その後も待てど暮らせど返事が来ず、環境技術協会に対しても、再三問い合わせをいたしましたが、二ヶ月を過ぎた今日になりましても、未だお返事をいただいておりません。
私は貴社の説明会の形式や内容に疑問を持ちながら、それでも礼節を忘れず貴社の指示された方法で質問シートを提出させていただきました。その内容も、御社の計画について純粋に分からないことを質問しただけで、抽象的で回答に窮するような内容では決してありませんでした(念のため、お送りした質問シートを再度同封してお送りいたします)。にもかかわらず、貴社はそれを無視しようとしておられます。それは住民を足蹴にしたに等しく、当惑と憤りを禁じ得ません。
今回のことにより、私は、貴社が住民に対して全く誠意がないばかりか礼節すら弁えない会社であるとの印象を受けておりますが、もし貴社に一片でも誠意がおありでしたら、一月二十七日(金曜日)までに、質問シートに対する誠意あるご回答およびこの件についてのご釈明を文書にていただきますようお願いいたします。

敬 具

平成十八年一月十九日

(氏名)
(住所)

株式会社IWD東亜熊本
代表取締役 小林景子様


次へ

++トップへ戻る++